【写真がうまくなる方法】センスを磨く方法
おはようございます。
けんちろです。
カメラのワークショップや写真教室なんかをやっているとよく
「センス」
の話が出てきます。
よくこんな事を言われます。
よく言われること
- 写真って結局は「センス」ですよねぇ。
- わたし写真の「センス」がないんです。
- 写真の「センス」ってどうやって身につけたらいいんですか?
などなど。
そもそもセンスってなんだろう?
センスを辞書で調べると
センス
物事の微妙な感じをさとる心の動き。微妙な感覚。
Oxford Languagesの定義
とのことです。
ということで、厳密な「意味」としてはそうらしいですが、
写真の「センス」とは別に「微妙な感覚」ってわけでもないかと思います。
私が思う「センス」とはスバリ!
センス = 知識 ✕ 技術 (+ 自由な発想)
です。
基本的には
知識 ✕ 技術
ここで言う知識とは
- 自分の中の「良い写真」というものを知る
- カメラの基礎知識(どうしたら明るく撮れるか、とか)を知る
技術とはズバリ
- 知識として得たものを実践する技術
です。
自由な発送とは「おまけ」みたいなものですが、
写真に限らずアートというのは「独自性」や「希少性」なんかも重要なポイントとなるわけです。
人と同じことをやってても、認められない的な。
そういう意味では既成概念にとらわれず、今までの価値観を覆す写真が撮れたら、それは「知識」や「技術」を超えることがありますね。
子供にカメラを渡して自由に撮らせたら、
「なんだかすごい写真が撮れた」
みたいなのはこれです。
知識を磨く方法
知識はそのままズバリ「知る」ということですから、
インプットが大切になります。
- たくさん写真を見る
- 見た写真を分析する
- 見た写真を言語化する
ということが大切になります。
例えば「この写真いいなぁ」っていう作品に出会えたとき、
自分はこの写真どこが気に入っているのか、
「色味」なのか「構図」なのか「被写体」なのか……
そして、よく写真をみて「きれい!」とか「すごい!」とか感想を言いますが、
何に(どこに)「きれい!」と思っているのか、「すごい!」と思っているのかをしっかり考えましょう。
そうすると「自分の好きな写真」というのが、徐々に見えてきます。
「背景ボケてる写真がすきなんだなぁ」
とか
「少しアンダーな写真がすきなんだなぁ」
とか
「キラキラしてる写真がすきなんだなぁ」
とか……
そうやって「自分の好きな写真を知る」ということが大切です。
技術を磨く方法
「技術」を磨く方法は元も子もないですが「撮る練習をする」ということですね。
しっかり知識としてインプットしたものをどうしたら実現できるのか、アウトプットするしかないというわけです。
人に習うのもいいですが、
習ったあとは必ず自分で試行錯誤しましょう。
ここでのポイントは「わかる」と「できる」は違うということです。
頭では理解できていても、実際にやるとできない、というのが写真の面白いところです。
何回も試行錯誤して技術をアップしていきましょう。
まとめ
繰り返しになりますが
センス = 知識 ✕ 技術 (+自由な発想)
です。
知識 = インプット
技術 = アウトプット
なので、たくさんいいものを見て、たくさん写真を撮ると「センスが身につく」という当たり前の話でした(笑)
ただ、初心者の時にやっといてほしいのが、先程書いた
「自分の好きな写真の分析」
です。
これをせずにアウトプットしまくっても、遠回りになります。
モデルさんがカメラを始めたりすると、ほんの数ヶ月でめちゃくちゃ上手くなったりしますよね?
あれは、カメラを始めると同時に、自分の中に「好きな写真」というのがしっかり出来上がってるんです。
なので、あとはそれに向けて技術を習得すればOKというわけですね。
「技術」は人に教わることで、ある程度急速に成長することができます。
「知識」に関しては自分で身に着けないといけないので、初心者の頃はコチラもしっかり習得しましょう。