この記事のポイント
- GFX100Sの充電器に関する注意。
- GFX100Sにて初ポートレート撮影で感じたこと。
- GFX100Sにてポートレート撮影をする際に気をつけておいたほうが良いこと。
おはようございます!
けんちろです。
富士フイルムGFX100S買っちゃいました!
話題の中判ミラーレスカメラですね!
FUJIFILM GFX100S ポートレート撮影にてレビュー
目次
早速ですが話題の中判ミラーレスカメラ
「富士フイルム GFX100S」を購入しました。
GFX100Sの特徴を簡単に説明すると
GFX100Sの特徴
- 画素数が1億画素!
- 像面位相差AF搭載!
- 内蔵手ブレ補正搭載!
- 価格が約64万円(税別)!
1億画素の中判ミラーレスカメラが60万円台で手に入るという「ゲームチェンジャー」なカメラなんですが、内蔵手ブレ補正など機能的にもしっかり作り込まれた、富士フイルムの意気込みが感じられるカメラです。
開封の様子をYouTubeにて公開しています
GFX100Sのバッテリー充電器について
GFX100Sの購入時に少し注意がいるのですが、いわゆる「充電器」というものが同梱されていません。
ではどうやって充電するかというと
USB-Cのケーブルをカメラ本体に刺してバッテリーを充電する
という方式になります。
流石に毎回カメラにケーブルを指して充電というのは
ちょっとめんどくさいですね……
そうなんですよね。
バッテリーを複数持ってるとカメラを使用しているときには充電できなくなってしまいます。
ということで……
こちらを別途購入
こちらは富士フイルム純正の充電器でバッテリー(NP-W235)を2つ同時に充電できます。
「2つ充電できる」となると2つめのバッテリーが必要になります(笑)
富士フイルムGFX100Sは1億画素の中判ミラーレスカメラということもあり、最近のフルサイズミラーレスカメラに比べるとバッテリーの減りも早いです。
バッテリー2つ以上は必須です。
幸い「NP-W235」は富士フイルムX-T4と共通のバッテリーなので、
価格的にも少し抑えられてますね。
そうなんですか!?
8,000円でも高いなぁって思ってしまいました。
GFX100やGFX50Rのバッテリーは1万5千円以上しますよ。
ひぇー!!
バッテリーの価格というのは、「流通量に反比例」する(よく売れるバッテリーは価格が抑えられる)ので売れ筋カメラであるX-T4と共通バッテリーというのはポイント高いです!
本体は小さくなったがグリップ部は大きい
富士フイルムGFX100Sはかなりボディーサイズが小さくなりました。
こんな感じでNikonZ6と比較しても前から見るとそこまで大きくありません。
しかし、
厚みがかなり違います。
グリップ部分がかなり大きいので、
手の小さい僕にはAF-ONのボタンが届かないです。
女性の方とか手の小さい方は少し気をつけないと行けないですね。
幸い富士フイルムGFX100Sはボタンのカスタマイズ性が高いので、指が届く範囲のボタンに重要な機能を割当てることにより、使い勝手はかなり向上しそうです。
早速ポートレート撮影してきました!
早速富士フイルムGFX100Sを持ってポートレート撮影してきました。
今回使用するレンズはこちら
富士フイルムのGF110mm F/2 というレンズです。
こちらのレンズはものすごくシャープで色乗りもよくポートレート撮るならおすすめのレンズです!
110mmはフルサイズ換算でいうと大体85mmくらいの画角になり、
ちょうど僕の好きな距離感と画角になります。
GFX100Sと同時に購入するとキャッシュバックキャンペーンもやってるレンズですね。
キャッシュバックキャンペーンの詳細はこちら
https://fujifilm-x.com/ja-jp/special/gfx100s-debut-cp/
YouTubeに撮影の様子をUPしてます
富士フイルムGFX100S ポートレートでのファーストインプレッション
今回は屋外での撮影で明るかったということもあり、ファインダーの見え方も良好で、特にストレスなく撮影ができました。
オートフォーカスも、GFX50Rと比較すると明らかにスムーズに合焦してくれました。
本Blogを執筆時はLightroomでRAWファイルが開けないため、真のポテンシャルは把握できていません。
LightroomにてRAWファイルに対応が行われましたら、再度そのあたりも記事にしたいと思います。
ということで、以下の作例はJpeg撮って出しです。
フィルムシュミレーションの「ノスタルジックネガ」を使用しています。
1億画素のシャープ感
僕の作風はどちらかというと「ゆるふわ系」なので、
1億画素のバッキバキ感というのは無いですが、それでもピント面はすごい解像感です。
風になびいている髪の毛の再現力がすごいですねぇ!
レンズの性能とも相まって、
ピント面のシャープさ+柔らかいボケで
立体感が強調されてますね。
こちらのバストアップの写真をめちゃくちゃ拡大すると
コンタクトレンズの模様まで写ってしまいます。
これはさすが1億画素!
といった感じですね。
内蔵手ブレ補正の安心感
1億画素という高画素機になると、少しのブレが致命的になってきます。
実際GFX50Rを使用していたときは、ほんの少しの手ブレが目立つので、シャッター速度はいつもよりも高めに設定していました。
しかし今回のGFX100Sでは強力な内蔵手ブレ補正が入っているので、110mmという中望遠のレンズですが特に意識することなく撮影することができましたね。
内蔵手ブレ補正が入っているとやっぱり安心ですね
写真家としてはテクノロジーに頼ってしまうのは悔しい部分もあるのですが(笑)
やはり内蔵手ブレ補正は安心感が違います。
ただし、ポートレートでは致命的な弱点も
さすがの性能を見せる富士フイルムGFX100Sですが、ポートレート撮影をしているときに少し気になることがありました。
それは
シャッターフィーリングとシャッター音の小ささ
です。
富士フイルムGFX100Sでは新しく設計された「フェザータッチシャッター」というシャッターボタンが搭載されています。
「フェザータッチ」
という名称にふさわしく、すごく繊細なタッチでシャッターが切れるようになっています。
ぐっ!と押し込む
というよりは
そっと力を入れる
というようなシャッターフィーリングです。
シャッターフィーリングに関しては人それぞれ感覚が違うと思うので、ぜひ実際に触ってみて確認してください。
そして、こっちはかなり困る
シャッター音の小さすぎる問題
最近のミラーレスカメラはどの機種もシャッター音が小さく設計されています。
イルコさんもシャッター音静か過ぎを叫んでおられます(笑)
そして富士フイルムGFX100Sのシャッター音は、僕が知りうるカメラで一番シャッター音が小さいです。
どのくらい小さいかというと「AF合焦音」より小さいです。
そんなに小さいんですか!?
そうなんです、モデルさんから見ると
AF合焦音は聞こえるが
シャッター音は聞こえない
という状況になります。
それだとモデルさんもタイミング取りづらいでしょうねぇ
実際に今回撮影してて、モデルさんに
「ずっとピント合わせててシャッター切ってないと思った」
という感想をいただきました。
ちょっとモデルさんになった気分で想像してみてください。
AFの合焦音(ピピッ!)ばかり延々聞こえてて、いつ撮られたかわからない状況。
実際シャッター音が小さいのが原因かはわかりませんが、今回いわゆる「半目写真」の割合が少し多かったです。
まとめ
まだ軽く撮影しただけですし、Lightroomも対応していないのでGFX100Sの本当のポテンシャルは引き出せていませんが、ファーストインプレッションとしては以下の通りです。
富士フイルムGFX100Sファーストインプレッション
- 1億画素という圧倒的な描画力。
- 内蔵手ブレ補正はやっぱり素晴らしい。
- グリップ部が大きいので手が小さい人は操作が難しい。
- フイルムシュミレーションは気軽に素敵な写真を撮影できる。
- シャッターフィーリングは賛否両論あり、実際に手にとって確認しましょう。
- シャッター音が小さすぎる。
特にシャッター音の小ささは撮影者ではどうしようもない部分なので、確認してから購入するようにしましょう。
また、撮影の際は「AF合焦音」をOFFにしておいたほうがいいかもしれませんね。
引き続き、富士フイルムGFX100Sを使用していきますので、引き続きフォローのほどよろしくお願いいたします!