この記事はこんな方におすすめ
- FUJIFILM GFX100Sの購入を検討している人
- FUJIFILM GFX100Sを持っていて、16bit 14bitを意識していない人
- 16bitのファイルと14bitのファイルの違いを知りたい人
おはようございます!
けんちろです。
さて、今回は
「FUJIFILM GFX100S」の
16bitファイルと14bitファイルを見てみたいと思います。
またもや
「マニアック」な内容ですね!
最初に言っておきます!
「今回16bitと14bitで現像耐性に違いは見つけられませんでした!」
なんと!
FUJIFILM GFX100S とは
目次
富士フイルムのカメラ、FUJIFILM GFX100Sは「中判センサー」を搭載した
1億画素
という解像度を持つ、モンスターカメラです。
1億画素の
中判センサーカメラが
かなり身近になった1台ですよね!
FUJIFILM GFX100S 16bitと14bit ファイルの違い
そう、最初に言っておきます。
16bitと14bitの写真でLightroomにて極端な現像パラメータを与え、
「やっぱり16bitのほうが階調が残ってますね!」
って言いたかったんですが、
小一時間頑張ってみたものの、
16bitと14bitで目に見える違いを発生させることはできませんでした……
ということで、今回はあえて「写真に関わらない部分」を見ていきます。
ファイルサイズの違い
ことの発端はYouTubeに寄せられたコメントでした。
16bitファイルと14bitファイルの
サイズの違いに関する質問ですね!
ということで、
実際に撮影してファイルを確認してみました。
16bit(非圧縮) :約204M (204,008KB)
16bit(ロスレス圧縮):約101M (101,714KB)
14bit(非圧縮) :約204M (203,876KB)
14bit(ロスレス圧縮):約77M (77,202KB)
あら?
非圧縮の場合は、
16bitも14bitもあまりファイルサイズが変わらないですね。
そうですね。
14bitから16bitになることで
「情報量」としては4倍
なのですが、ファイルの中身の話でいくと
2bit増えてる箇所がいくつかあるだけ
なので「ファイルサイズ」としてはそこまで大きくならないみたいですね。
14bitと16bitの話はコチラでもしております。
bit数の違いを根本的に知りたい方は、こちらの記事からどうぞ!
念の為zip圧縮してみました。
「ロスレス圧縮」というのがちゃんと圧縮されているのか確認するため、
各ファイルをzip圧縮してみました。
16bit(非圧縮):約204M → 約156M
16bit(ロスレス圧縮):約101M → 約101M
14bit(非圧縮):約204M → 約126M
14bit(ロスレス圧縮):約77M → 約76M
ということで、
「ロスレス圧縮」の圧縮効率はかなり良いみたいですね。
Lightroomの現像書き出し時間の違い
やはり情報量の多い
16bitは処理が重かったりするのでしょうか?
これも面白い結果になりました。
実験方法
Lightroom Classicを使用し、
それぞれのファイルを同一条件で書き出し。
ファイルは M.2 SSDにあり、書き出し先も同じフォルダを指定。
3回施行し平均値を測定。
計測は手元のストップウォッチ (なので誤差あり)
結果は
16bit非圧縮 10.82秒
16bitロスレス圧縮 12.16秒
14bit非圧縮 10.52秒
14bitロスレス圧縮 12.14秒
なるほどー
16bit か 14bitかの差より
非圧縮 か ロスレス圧縮か
のほうが影響が大きいんですね。
PCの環境によって
違いが出る可能性は高いですが、
僕の環境ではそうなりましたね。
その他の気づき
今まで、GFX100Sは
「16bitのロスレス圧縮」
でしか撮影してなかったので、気づかなかったのですが。
14bit撮影をすると16bit撮影時より
「ブラックアウト」の時間が短くて、軽快に撮影できる。
ということがわかりました。
16bitにすると
「連射速度も低下」するので
ちょっともっさりした感じになりますね。
へー、そうなんですねー♪
まとめ
GFX100Sで
16bitファイル 14bitファイル
の違いを見てきました。
はい!
ファイルサイズとか現像時間とか
実際に使用してみないとわからないですね。
そうですね!
冒頭の繰り返しになりますが、
16bitと14bitで目に見える違いを発生させることはできませんでした……
これは
「16bitは意味がない!」
という結論に至ったわけではありません。
「今回の撮影環境では差を見つけることができなかった」
というだけですので、この点に関しては引き続き検証していきたいと思います。
上記を踏まえて今日のポイント!
ポイント
- 16bitと14bitで「非圧縮」の場合はファイルサイズに殆ど違いは出ない。
- Lightroom Classicを使用する場合、「非圧縮」より「ロスレス圧縮」のほうが現像に時間がかかる。
- 16bitと14bitで現像に差が出せる方法、誰か教えて下さい!!
上記だけ見ると
現像負荷を考えて「非圧縮」で撮るなら16bit
ストレージ負荷を考えて「ロスレス圧縮」で撮るなら14bit
って言えますね!