大阪でフリーカメラマンをしています、けんちろです。
今回は僕が使用している
料理撮影をするときに使用する機材
を紹介します。
色々あるのですが、お客様の店舗へ撮影に行く場合につかえて、比較的安価にそろえられるものを中心に紹介したいと思います。
以前料理撮影のセッティング動画をYouTubeにUPしました。
こちらでも使用している機材を紹介します。
駆け出しカメラマンにおすすめ料理撮影機材
カメラ以外で必要な機材としては以下のようなものがあります。
- 天トレセット
- ストロボ
- デフューザー
- レフ板
とりあえずこれだけあれば撮影は可能です。
余裕があるなら
- バックペーパー、デコラ、メラミンボード
→ 料理の背景紙として持参してもいいが、最初はお客様のところにあるものを使用でもOK - スタイリング用の小物類
→これも同様
このような見栄えをアップするアイテムを揃えていくと喜ばれます。
が、最初は必須というわけでも無いですので、今回こちらは取り扱いません。
では、必須なものを一つづつ見ていきましょう。
天トレセット

「天トレ」というのは料理に対して上部にトレーシングペーパー(またはユポ)を貼り、光を拡散させるセッティングの事を指します。
おそらく「天井にトレーシングペーパー」の略だと思います(笑)
天トレに必要な機材はこちら
背景紙スタンド
トレーシングペーパーを立てるためにはスタンドが必要です。
僕は
「Manfrotto 背景紙サポートシステム 1314B」
を使用しています。
こちらたたむとものすごくコンパクトになります。
しかもたたんだ状態だと足同士を連結させることができるので、収納しやすいです。
キャリングバックもついているので購入後そのまま持ち運べます。
トレーシングペーパー
こちらはぶっちゃけなんでもいいと思います。
幅が110cmくらいだと先程のスタンドケースに入るので良いかと思います。
その他
トレーシングペーパーをマンフロットの付属のバーに貼り付けてもいいのですが、ちょっと口径が太いので、僕は100均で買った突っ張り棒を使用しています。
トレーシングペーパーの芯に突っ張り棒を入れて、マンフロットの足に付属しているクリップにて足と固定してます。
(このあたりは動画を見ていただけるとわかると思います。)
あと、このような撮影用クリップもたくさんあると便利です。
ストロボセット

料理撮影ではストロボは必須ですね。
自然光で撮影もできなくは無いのですが、自然光は明るさや角度が刻々と変わるので仕上がりがバラバラの写真になってしまいます。
ストロボ
僕が使用しているメインのストロボはこちら
Godox AD360
でも今ならこちらのほうがいいかもしれません。
Godox AD400
こちらのほうが光量が少し強いのと、バッテリー部分も一体化で持ち運びやセッティングが楽そうです。
(少しお高いですが……)
サブのストロボとしては言わずもがなのこちら
Godox AD200
こちらはもはや何個あっても困ることはありません(笑)
上記Godoxのストロボを光らせるためには「送信機」も必要ですので、お持ちでない方は購入が必要です。
送信機はカメラのメーカーに合わせて購入する必要があるので注意が必要です。
ライトスタンド
ストロボを使用するにはそれを立てるためのライトスタンドが必要になります。
ストロボの個数分だけ購入しておきましょう。
注意ポイントとしてはAD360やAD400は結構重たいので、クリップオンストロボ専用のライトスタンドだと強度が少し心配という点です。
できればしっかりしたものを選びましょう。
ニッシンデジタル スーパーライトスタンド DX LS-65C
でしたら耐荷重3kgまでOKなので安心です。
ディフューザー

メインのストロボにはディフューザーを付けて光を拡散したほうが、良好な結果を得られることが多いです。
デフューザーの選択ポイントは
トレーシングペーパー全体に光を拡散できるくらいのもの
を選ぶのがいいかと思います。
僕は安くてでかいこちらの傘を使用しています。
ただ、これはほんとにでかいので狭い場所だとセッティングできないこともあります。
念の為少し小さいのも持っていったほうが安心です。
ソフトボックス等をお持ちの方はそちらを使用していただいても大丈夫です。
レフ板
料理撮影の王道の撮り方というのは
天トレで逆光気味に撮影して手前をレフ板で起こす
というものです。
ということでレフ板もあったほうが良いです。
レフ板はぶっちゃけ白ければ何でもいいです(笑)
白い板とかでも構いません。
実際、料理撮影現場では自作の白いL字型、もしくはコの字型の白い板をテーブルの上において撮影されている方も多いです。
一応レフ板のリンクも張っておきます
できたらレフ板スタンドもあったほうが楽ですね。
僕が使用しているレフ板スタンドはもう売ってないみたいなので、代わりのやつを
まとめ
今回は
料理撮影をするために最低限必要な機材
という観点で紹介させていただきました。
もちろん料理撮影の奥は深く、もっと「こんなのがあったほうがいいよ」というのはたくさんあるのですが、そういうのは追々揃えていけばいいかと思います。
料理撮影というのは一定のクオリティを確保するためには、ある程度やり方が決まっています。
逆に言うと、最低限のルールさえ覚えてしまえば、ある程度までは誰にでも撮影することができる。
ということが言えます。
ぜひ皆さんも料理撮影にチャレンジしてみてください。