この記事はこんな方におすすめ
- 写真がうまくなりたい人
- 構図に悩んでいる人
- 「縦写真」「横写真」をなんとなく使い分けている人
- 「ポートレート」は縦写真でしょ? と思っている人
おはようございます!
けんちろです。
みなとん「縦写真」と「横写真」て意図的に使い分けられていますか?
「意図的」に?
ですか?
「縦写真」と「横写真」
それぞれ意味合いがあるのでしょうか?
「縦写真」にするか
「横写真」にするか
で、写真のイメージが変わるのはもちろんですが、
伝えたい意図も変わってきます。
今回はそのあたりを考えてみましょう
「縦写真」「横写真」意図して使い分けてますか?
目次
そもそも
「縦写真」と「横写真」にはどのような特徴があるでしようか?
「横写真」の特徴と意味
紙や画面を横向きで使用することを「ランドスケープ」と言ったりします。
ランドスケープとは「風景」のことです。
では「横写真」にはどのような特徴があるでしょうか?
「横写真」=人間の視野に近い
人間の目は2つあり、横方向に並べられています。
このことから、人間の視野というのは横方向に広いです。
最近の動画は16:9と横長の物が多いですが、
これも人間の視野に近いという意味合いで採用されています。
根本的に人間は地面の上で生活をしており、
横方向、2次元にしか移動しません。
このため、視野というのは横方向に広いわけです。
「横写真」というのはこの「人間の視野」に近い構図となります。
なので、
写真の画角=撮影者が見ている画角
ということが出来ます。
そういった観点からも、「横写真」というのは
「撮影者の感情」がメインテーマ
となりやすいです。
なるほど!
「撮影者」の視点を「鑑賞者」が共有しているイメージですね
そういう意味でも
「横写真」というのは
- スナップ写真
- 風景写真
に向いてると言えます。
ポートレートの場合
「被写体を見ている自分の感情」がテーマの場合は
「横写真」が向いていますね。
なるほどー♪
「縦写真」の特徴と意味
紙や画面を縦で使用することを「ポートレート」と言ったりします。
このことからも「縦写真」は人物写真に向いてるとも言えます。
「縦写真」にはどのような特徴があるでしょうか?
クローズアップ または 視線の移動
「縦写真」というのは2つ意味合いがあります。
一つは
「横写真」の左右を切り、アップにしたもの。
左右の余計の情報を切り捨てて、被写体をクローズアップした写真です。
ポートレートなどで「縦写真」が使われる場合はのほとんどは、このクローズアップを意識しています。
余計な情報は入れず、被写体に集中させる。
そういう意味では、
「被写体の感情」がメインテーマ
となっているものが多いです。
また「人間は縦に長い」ので被写体を効率よく魅せたい場合は「縦写真」にします。
これも「被写体中心」の写真になります。
もう一つは
上から下(または下から上)へ「視線の移動」を誘導するもの
スナップ写真で「縦写真」が使われる場合は、この「視線の移動」を意識しているものが多いです。
掲載媒体により「縦写真」「横写真」が決まることもある。
「雑誌」や「本」というのは「縦長」のものが多いです。
このため、自然と写真も「縦写真」で撮影されることが多いですね。
また最近はスマートフォンで写真を見ることも多いですが、
スマートフォンは「縦長」で使用することが多いので、「縦写真」のほうが映える(バえる)ということもあります。
Twitterのサムネイル表示も「縦長対応」しましたしね!
余談、カメラの縦横比には「3:2」のものと「4:3」の物がある
現在我々が使用するカメラの縦横比
これには「3:2」のものと「4:3」のものがあります。
フルサイズやAPS-Cのカメラは「3:2」
マイクロフォーサーズや中判カメラ(富士フイルムのGFXシリーズ)などは「4:3」のものが多いです。
最近僕は
「富士フイルム GFXシリーズ」
を使用するようになったのですが
これらの縦横比は「4:3」なのです。
今までフルサイズの「3:2」に慣れていた私としては
最初この「4:3」に慣れることが出来ませんでした。
どうしても余分なものが入ってしまったり、寄りが甘かったりしてしまったんですよねぇ。
でも逆にその御蔭で
「縦写真」「横写真」というのをかなり意識するようになりました。
普段使わない機材を使う
というのも写真を上達させるポイントですね!
まとめ
「縦写真」「横写真」で
写真の意図が変わるというのを理解していただけたでしょうか?
はい!
今まではなんとなく「縦写真」「横写真」を使い分けていましたが、
「伝えたいイメージ」によって使い分けていきたいと思います!
そうですね!
写真というのはもちろん「例外」があります。
今回お伝えした内容も「例外」となる写真はたくさんありますが、
「なんとなしに縦横を決めている」という事から脱却できるお手伝いになればと思います。
ポイント
- 「縦写真」は「被写体の感情がメインテーマ」または「視線の移動」に使える
- 「横写真」は「撮影者の感情がメインテーマ」
- カメラによって縦横比が「3:2」のものと「4:3」のものがある。
- 「なんとなく」で縦横を決めない!(重要)